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​大西洋のハワイと呼ばれるカナリア諸島とランサローテ島

スペイン本土から約1000㎞、大西洋のモロッコ沖約100㎞に浮かぶ7島からなるカナリア諸島。その最東端にランサローテという島があります。アフリカ大陸に最も近い島で島全体がD.O.に認定されています。
典型的な火山島であるこの地は、1730年代の大規模な火山活動により形成された、溶岩台地と300を超すクレーターがあります。
島全体が火山灰で覆われていますが、その下には粘土質、石灰質の肥沃な土壌があり、そのため火山灰の下の層まで掘った大きな穴の中にぶどうを植えるという、特有の栽培方法が採られています。
気温は亜熱帯地区に分類されますが、雨量に関しては準砂漠地域に分類され、年間を通して降水量が少なく乾燥しています。しかし、火山灰が雨や湿気を吸収し土壌に閉じ込めるため、ぶどう栽培には理想的な土地となっています。

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ランサローテでは、主にマルヴァジア種を使用した白ワインが作られています。早期に収穫したぶどうを用いた辛口・半辛口の白ワインは新鮮な、ほどよい酸味が特徴。
また、「カナリー・サック」と呼ばれる、マルヴァジア種を中心とした甘い酒精強化ワインの伝統が現在も受け継がれています。
マルヴァジア種の他には、ブレバル種、ディエゴ種などの品種が使用され、赤・ロゼワインは少量ですが、リスタン・ネグロ種とネグラ・モール種を中心とした軽い飲み口のものが作られています。

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ランサローテでは、樹齢100年を超える品種のぶどうからワインが生産されています。
19世紀ヨーロッパでは害虫フィロキセラによる被害が広まり、厳しい気候を持つ同地はフィロキセラの生息が困難であったことから被害を免れ,その結果、マルヴァジア種などの多くの土着品種が生き残ることができました。